伝習会
〈 第六十二回 〉
春暁(しゅんぎょう)……孟浩然(もうこうねん)
【春眠不覚暁(春眠暁(しゅんみんあかつき)を覚(おぼ)えず)】(春の眠りは心地良く、夜が明けるのも気ずかぬほど)
【処処聞啼鳥(処処啼鳥(しょしょていちょう)を聞(き)く)】(ふと目覚めると、あちこちから小鳥のさえずりが聞こえてくる)
【夜来風雨声(夜来風雨(やらいふうう)の声(こえ))】(そういえば、夕べは雨風の音が激しかった)
【花落知多少(花落(はなお)ちること知(し)る多少(たしょう))】(今朝の庭は、花がどれほど散ったことだろう)
春の幕開けの春分(H.20年3月20日)には少し早いですが、春の温もりを心静かに楽しんでみては如何でしょう。