伝習会 第100回 (H27.10.1)
伝習会
〈 第百回 〉
【天地の為に心を立て 生民の為に命を立て 往聖の為
に絶学を継ぎ 万世の為に大平を開く】…張横渠の言葉
(訳… 天と地は、この地球上に、あらゆる動植物を作ってきた。その中で、人間に
だけ【心】というものを与えた。言い換えれば、人の【心】は天と地の創造の【心】
ということになり、人間は、天地の道・道理に従って、生きてゆかなければならな
い。そういう、天の命、所謂【天命】の下に生きなければならない宿命がある。
しかし、それはなかなか難しく、一般の人には理解し難いが、さりとて、知らせな
い訳にはいかず、それを教え、伝え、知らしめていかなければならない。
その、天地の道・道理は、聖人の【学問】に説かれている。しかし、一般の人々
は聖人の【学問】をなかなか学ぼうとしない。そうなると、聖人の【学問】は、
ともすれば、絶えて仕舞いかねない。絶えて仕舞ったら、人間は堕落してしまうの
で、そう成らない為にも、私は聖人の【学問】を学び、次世代に伝承していきたい。
よって、私は、万世の為に、平和を築いていく)
~昨年(平成十九年)の十二月より始めて、今回で丁度、百回を迎えました。
ご支援有難うございました。
今回の、張横渠の【万世の為に大平を開く】、この言葉は、昭和20年8月15日、昭和天皇の終戦詔書に用いられた格調高いものです。(一部を掲載)
【朕、深く世界の大勢と、帝国の現状に鑑み、非常の措置をもって、時局を
終拾せんと欲し、ここに忠良なる汝臣民に告ぐ。朕は帝国政府をして、米・英・支・ソ四国に対し、その共同宣言(ポツダム宣言)を受諾する旨、通告せしめたり…………万世の為に大平を開かんと欲す。……】です)
人類が、営々として築いてきた聖人の【学問】を、浅学非才の私ごとき
者で畏れ多いことですが、これから、どれだけ継続出来るか知れませんが
皆さんとご一緒に学んで行ければという思いで、引き続き頑張りたいと思
います。
これからも、宜しく御願い致します。~